お正月飾りはいつからいつまで飾るの?

正月の飾りつけは、本年、今年1年のホコリやすす祓いなどの大掃除が終わった後に飾りつけます。

歳神様を迎えるにあたって、汚い場所は失礼だとして家の隅々まで掃除するもので、「大掃除」も正月を迎える大切な行事とも言えます。

一般的には、12月27日くらいから飾り始めますが、「29日」と「31日」に飾るのは避けるのがしきたりとされています。

「29日」は「9=苦」に通じるところから、「苦待つ」などと言って嫌われます。また、「31日」は、「一夜飾り」になって不吉とも言われますので、その2日の日を避けた日付に飾りつけるようにします。

昔、正月にはどの家にもその年の神様である「歳神様(としがみさま)」が降りてくると考えられていました。正月飾りは歳神様を迎え、祀るために整えるのです。

現在、家の玄関や戸口に飾れらているしめ飾りですが、「しめ縄」に縁起物をあしらったものを「しめ飾り」と言います。

これも、歳神樣を迎える大切なもので、古い年の不浄を断ち、家を祓い清める意味があります。

お正月飾りの処分の仕方は?

近くの神社や地域などで「どんど焼き」が行われている場合には、そこに待って行き、焼いて歳神様を空へと送ります。

近くでそういった行事が行われていない場合はには、「神社」などに待って行き「札納所」(古いお札やお守りを納めるところ)などに「お納めする」ようにします。

「松の内」を過ぎてから「ゴミ」として出す方もいらっしゃいますが、正月飾りの本来の意味を知れば、それは相応しい方法とは言い難しいものですので、処分も心を込めた方法がいいかもしれませんね。